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2016年07月20日 16時00分 UPDATE

「ラジオはまだ死んでない」 スマホと連携“IoTラジオ”「Hint」、ニッポン放送やCerevoら開発 (1/2)

スマートフォンとBluetooth接続するラジオ「Hint」をニッポン放送、Cerevoなどが開発。ラジオ局がリスナーのスマホに番組情報のURLを配信したり、音楽スピーカーとして使ったりできる“IoT(Internet of Things)ラジオ”だ。

[片渕陽平,ITmedia]

 ニッポン放送、グッドスマイルカンパニー、Cerevoは7月20日、スマートフォンとBluetooth接続して使うラジオ受信機「Hint」(ヒント)を開発したと発表した。ラジオ局が同製品を通じてリスナーのスマホに番組関連URLを送れるほか、音楽スピーカーとしても使える。同日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で先行予約を受け付けている。2万1000円(税込)から。

photo 左から、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサー、本体デザインを担当したメチクロさん、Cerevoの岩佐琢磨CEO、グッドスマイルカンパニーの安藝貴範社長

 ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが発起人となり、「かっこいいラジオを作りたい」との思いから開発をスタート。円筒形のボディーに無指向性スピーカーを内蔵し、部屋のどこに置いても全方向にクリアな音が響くよう設計したという。通常のAM放送と同じ番組を、FM放送波で同時に流す「ワイドFM」(FM補完放送)にも対応。ニッポン放送技術部の監修のもと、雑音を抑え、ビルやマンションなど電波状況の悪い場所でも受信しやすくしたという。

 ラジオ機能に加え、スマホなどとBluetooth接続するスピーカーとしても使える。スマホに保存した音楽を再生したり、ストリーミング配信サービスの音楽を楽しんだりできるという。吉田アナウンサーは「ラジオをIoT(Internet of Things)の製品にしたかった」と話す。

 ラジオ局が同製品を通じ、リスナーのスマホに番組情報と関連したURLを通知できる「BLEラジオ」機能も搭載。放送局が「ピポパポ」というDTMF音(電話のダイヤル音)をオンエア中に流すと、本体に内蔵された「BLEビーコン」が感知。DTMF音に含まれる情報をURLに変換し、近くのスマホ(半径約5〜6メートル以内)に通知する仕組みだ。

 例えば、出演者の情報やスタジオ内を撮った写真を、ダウンロードページに誘導してユーザーに届ける――などの活用を見込む。DTMF音に応じ、本体上部のLEDライトの色も変化。同じ番組の視聴者は同タイミングで色が変わるといった演出も楽しめるという。

photo DTMF音に応じてLEDライトの色が変化

 本体サイズは80(幅)×80(奥行き)×287(高さ)ミリ、重さ950グラム。「ワインボトルに近いサイズ感。ワインラックを買ってくれば、横向きに置くこともできるのでは」(吉田アナウンサー)。バッテリー連続稼働時間は約4〜6時間。

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