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2016年08月05日 12時26分 UPDATE

「読み放題」のつもりが、「1クリックで今すぐ買」ってしまった……Kindle Unlimitedの“罠”に注意

「読み放題のつもりが、本の代金を請求された」――「Kindle Unlimited」のユーザーから、こんな報告が寄せられている。まぎらわしいUIが原因だ。

[岡田有花,ITmedia]

 「『読み放題で読む』を押すつもりが、『1-Clickで今すぐ買う』を押してしまい、本の代金を請求された」――Amazon.co.jpの読み放題サービス「Kindle Unlimited」のユーザーから、こんな報告が多数寄せられている。「読み放題」ボタンのすぐ下に「今すぐ買う」ボタンが表示されているため、誤って押してしまいやすいのだ。

画像 「読み放題で読む」の直下に「1-Clickで今すぐ買う」が(PC版)(赤枠は編集部)
画像 Androidアプリ版も

 Kindle Unlimitedは、和書12万冊以上・洋書120万冊以上の電子書籍が月額980円(税込)で読み放題になるサービスで、日本では8月3日にスタートした。申し込んでKindleストアにアクセスすると、対応書籍に「読み放題で読む」(または「今すぐ読む」など)ボタンが表示され、押すと、その書籍を無料でダウンロードできる。

 Web版のAmazon.co.jpなどでは、「読み放題で読む」のすぐ下に「1-Clickで今すぐ買う」(または「○円で今すぐ購入」など)ボタンが表示されるため、うっかり間違って押してしまいやすい。「今すぐ買う」ボタンを押すと、読み放題対応タイトルであっても、「読み放題とは別に購入した」と判断され、本の代金が請求されてしまう。

画像 Amazon.co.jpのヘルプにも「デジタルコンテンツの場合は1-Click機能をOFFにしても有効になる」と書かれている(赤枠は編集部)

 設定で「1-Clickで今すぐ買う」機能を「オフ」にしていても、Kindle版書籍などデジタルデータには反映されず、ボタンが表示されてしまうため注意が必要だ。間違って購入した場合は、注文直後に表示される「注文をキャンセル」をクリックするか、カスタマーサービスに7日以内に連絡すれば返金してもらえるようだ。

 この“罠”にはまり、エロ本を間違って1クリック購入してしまったという30代の男性ユーザーは、こう告白する。

画像 例えばこんな高額本を1クリック購入してしまったら悲しい

 「エロ本の読み放題ボタンを押したつもりが、『注文ありがとうございました』ってメールが来て……『えっなぜ?』とびっくりして、カスタマーサービスにメールで連絡したんです」

 「エロ本のタイトルを送るのは恥ずかしいから、注文番号を書いて、『こちらUnlimitedで登録したつもりが、購入したことになっています。返品をお願いします。1-Click設定はオフにしているため間違えるはずはないと思うのですが、Kindleでは強制的に1-Clickが有効になるのでしょうか?』って聞いたんです」

 「そしたら、丁寧な謝罪と返金のお知らせともに、エロ本のタイトルがしっかり明記された返信メールをいただいて……恥ずかしさ倍増ですよ。カスタマーサービスのSさん、ごめんなさい……」

iOSアプリなら“罠”がない

画像 Kindle端末も……
画像 iOSアプリは「今すぐ買う」ボタンが出ない

 「今すぐ購入」ボタンは、Web版のKindleストアや、KindleアプリのAndroid版、Kindle端末のブラウザでは「読み放題」ボタンの隣に必ず表示されるため、うっかり押してしまわないよう注意が必要だ。

 実は、iOSアプリだけは“安全”だ。iOSアプリには決済機能がないため、「1-Clickで今すぐ購入」ボタンは表示さず、誤タップの心配はない。Appleがお金のやりとりをアプリ内課金を経由せずに行うことを禁じているためで、商品を購入したいユーザーには不便だったが、Unlimitedユーザーにはありがたい機能だ。

 iOSアプリユーザー以外は、誤タップしないよう慎重に「読み放題で読む」を押すしかなさそうだ。

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