陛下の「お言葉」動画、まさかのWMP形式にTwitterユーザーびっくり 「Windows Media Player」がトレンドに
宮内庁は8月8日、天皇陛下のお気持ちを示された動画を公式Webサイトで公開した。公開された動画ファイルは、Windows Media Player(以下、WMP)でのみ再生できるストリーミング形式の「wvxファイル」で、ネットでは「なぜWMP?」と話題に。一時は「Windows Media Player」がTwitterでトレンド入りした。
11分2秒にわたる天皇陛下のお言葉を収めた動画は、WMPで再生可能なストリーミング形式で配信された。宮内庁のWebサイトからダウンロードできるwvxファイルには、動画ファイルの実体が公開されているURLなどの情報が記述されており、WMPで開くとプレイヤーがそのURLにアクセスして動画を再生する仕組みだ。
この動画配信手法は、Web上で動画を公開する方法として広く使われてきたが、再生環境が限られてしまうことや、2005年頃に公開された「YouTube」といった動画共有サイトが普及してからは、Web上で見掛けることが少なくなっていた。
NHKによるテレビとネットの同時配信や、「AbemaTV」「LINE LIVE」といったPC/スマートフォン問わず視聴できるリアルタイム配信が目立つ中、宮内庁では「WMPのみ再生できるストリーミング配信」という、今となってはノスタルジーすら感じさせる事態に、SNS上では「今どきWMPって」「なぜWMPなのだろう……」「宮内庁はWMP派」「WMPとか領域帯のチョイスが懐かしい」「スマートフォンやMacで見られない……」と一部で盛り上がりを見せた。
ちなみに、宮内庁のWebサイト上でダウンロードできるwvxファイルをメモ帳などで開くと、実体ファイルが公開されているURLを確認できるので、VLCメディアプレーヤーのような汎用メディアプレイヤーで“URLを開く”といった機能を使えば、Windows以外の環境でも動画を再生することが可能だ。
Microsoftが開発するメディアプレイヤーのWMPは、1991年(平成3年)に「Windows 3.0」対応ソフトウェアとしてリリース。現在までにバージョン12までが公開されている。「平成」とほぼ同時期に生まれ、ともに時代を重ねてきたメディアプレイヤーで歴史の移り変わりを見ることが感慨深いのは私だけだろうか。
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