太陽系に最も近い恒星の近くに、地球とよく似た惑星を発見したと、イギリスのクイーン・メアリー大学などの研究チームが8月25日に発表した。惑星の表面には、液体の状態の水が存在する可能性があるという。
見つかった惑星は、地球から4光年ほど離れた恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の周りを約11日で公転している。この恒星は赤色矮星で、太陽よりも小さく、温度が低い。最も太陽系に近い距離にあるこの惑星の質量は地球の約1.3倍。気候は温暖で、水が凍らず、液体のまま存在する可能性があるという。
ただ、惑星が受けるX線の量が地球の数百倍はあること、惑星の表面が恒星の同じ面を向いている可能性もあること、大気成分も不明なので、生命を育めるかどうかは不明だ。研究成果は、英科学誌「Nature」に8月25日付で掲載された。
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