私鉄沿線住みで電子マネー未経験のiPhone 7 PlusユーザーがApple PayとモバイルSuicaを使ってみた（2/3 ページ）

[松尾公也，ITmedia]

昼飯を買える。そう、iPhoneならね

　近所のファミリーマートに行ってきた。Apple Pay対応と張り紙でもしてあるかと思ったが、どこにもない。対応する電子マネー一覧には記載されているのだが、その前に、こんな張り紙がしてあるので見えないのだ。

妖怪ウォッチに隠れて見えない

　「Apple Payで払いたいのですが」「QUICPayですか？」「Apple Payです」「できません」などというやり取りの後、横から別の店員さんがヘルプ。「今日からでしたね」と、端末を出してくれた。「Suicaでお願いします」と言って、iPhone 7 Plusを端末の上に差し出すと、あっけなく認識し、支払いが終了。

Suicaで支払うときはかざすだけ

引き落とされた通知が来ておしまい

　支払いだけならば片手でできる。お釣りを受け取る必要もないから、楽チンだ。ぼくは杖を使っているので、それをいったん置いて支払いをしてお釣りをもらうという作業が発生するのだが、それが一瞬で済むのはありがたい。

　ああ、これはお釣り、小銭のない世界なのだ。

　お前は今頃何言ってるのだとガラケーの時代からおサイフケータイに邁進されていた方々にお叱りを受けそうだが、新たな動きが発生するとダメージを食らってしまう、毒の沼に入りっぱなしの生活になってみると、これはうれしい。

　電子マネーは人に優しいということを学んだ。