「いよいよHoloLensが日本にやってくる」――日本マイクロソフトの平野拓也社長は11月1日、都内で開いたイベント「Microsoft Tech Summit」で、Windows 10を搭載した複合現実ヘッドマウントディスプレイ(MR HMD)「Microsoft HoloLens」を日本の開発者と法人向けに提供すると発表した。年内にプレオーダーの受け付けを始める。詳しい日程や価格は近日中に明らかにする。
HoloLensは、現実世界と3D映像の世界を融合させた複合現実(Mixed Reality:MR)を体験できるHMD。装着すれば、現実世界とバーチャルな3D空間が融合した世界でゲームやソーシャルメディアを体験できる。バッテリーも内蔵し、“完全無線”状態でも使える「世界初の“自己完結型ホログラフィックコンピューター”」(平野社長)としている。
米Microsoftは今年3月、HoloLensの開発者版を北米で発売(価格は3000ドル)。その後、英国やオーストラリアなどでも発売した。
「HoloLensはこれまで世界の企業と共同でプロジェクトを行ってきた」と平野社長は話す。日本では日本航空(JAL)がHoloLensを活用した業務アプリケーションを開発し、パイロットや整備士向けトレーニングに活用しているという。
平野社長は、HoloLensの国内提供で「新しいデジタル体験やコミュニケーション、新しい働き方の可能性が一気に広がる」とし、「Mixed Realityの世界を皆様とともに広げていきたい」と話した。
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