立ちどまるよふりむくよ
ファミコンとクラシックミニを並べて1980年代にタイムスリップしてみたら(1/4 ページ)
11月10日、我が家にニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(以下、クラシックミニ)が届けられた。初代ファミリーコンピュータ(ファミコン)を小型化した製品で、秋葉原の露天で一時期売られていた20-in-1みたいなパチもんとは違い、純正だ。
「スーパーマリオ」「ドンキーコング」「グラディウス」「パックマン」などゲーム史上に輝く名作、30タイトルが入っていて、6000円ちょいで買える。ぼくが買った、30枚の収録ゲームポストカード付きAmazon.co.jp限定版は6458円。現在は品切れ中だが、これからという人の参考になるとうれしい(ぜんぜん参考にならない気もする)。
昔のテクノロジーと現代技術との接点になるふりをして自分の昔語りをするこの連載、今回はまず33年前にタイムスリップしてみよう。
1980年代、ファミコンの時代を生きていた
1983年、校閲ボーイを終えて最初に入った出版社の大先輩(嘱託だったから自分に近いくらいの年齢)が、PC-9801とファミコンの2つが注目だと言っていて、「ファミコンは、実は中身がApple IIとほぼ同じなんだよ。あの性能をこの価格に詰め込んだのはすごいことだ」と力説していたのを覚えている。その頃、新卒のぼくはAppleがMcIntosh(噂ではMacintoshというスペルではなかった)という新製品を出そうとしているとか、Apple IIIがどうもうまくいっていないとかいった海外記事を翻訳していたのだった。
当時は専用ゲーム機か、パソコンゲームかという戦いみたいなものがあったのだが(たぶん今もそうだ)、8ビット機と比較してもファミコンは描画性能やサウンドもバカにはできないぞという意識はあった。ビジネス向け16ビット機はグラフィックスはよいがサウンド機能はまだまだ標準装備されておらず、PC-9801もゲームプラットフォームとは呼べていない時代。
ファミコンを自宅で購入したのは1987年。結婚した翌年で、3つ目の会社に入ったばかり。ファミコン発売から4年もたっていたが、その治世はさらに3年後のスーパーファミコン登場まで続くことになる。当時話題になっていた「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」をプレイしたくて手に入れた。この人気タイトルが出たおかげで本体もなかなか入手困難で、売れないタイトルとの抱き合わせ販売も横行していた。
シリーズ第1作の「ドラゴンクエスト」は、ドラクエIIをクリアした後に買ったのである。この2作を、産休をとった妻は自宅でやりまくっていた。ドラクエBGMを胎教にして4カ月後、長男が誕生した。生まれる前からのゲーマーである。
新旧ファミコンを比べてみる
クラシックミニと比較するために自宅ダンジョンから探してきたファミコン本体には初代ドラゴンクエストのカセットが入ったまま。妻とぼくが使ってから四半世紀以上放置していたものだ。
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過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
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