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2016年12月07日 20時40分 UPDATE

「8割の記事に問題があった」 DeNA、非公開化した全サイトの運営体制精査へ 南場会長「もう一度会社を作り直す気持ちで」 (1/2)

運営するキュレーションサイトの全記事を非公開にしたDeNAが今後の方針を説明。第三者調査委員会による原因究明と対策を急ぐ。

[山口恵祐,ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営するキュレーションサイトに「不正確な情報が掲載されている」などの指摘が相次ぎ、全ての記事を非公開にした件で、同社は12月7日開いた記者会見で、これまでの経緯と今後について説明した。非公開化した全10サイトのうち、後から非公開化を決定した女性向けファッションサイト「MERY」では「8割の記事に問題があった」とし、第三者調査委員会による原因究明と対策を急ぐ。

photo 小林賢治 執行役員 経営企画本部長(左)、守安功 代表取締役社長兼CEO(中央)、南場智子 取締役会長(右)

 11月下旬、DeNAの医療情報サイト「WELQ」に「不正確な情報が掲載されている」「他メディアからの無断転載とみられる内容が多い」などの指摘が相次ぎ、同社はWELQの全記事を非公開に。その後、同社の全キュレーションサイトの全記事を非公開にした。

 同社の小林賢治執行役員によれば、非公開化した記事をチェックツールで機械的に洗い出したところ、当初はコンテンツに問題がないとしていたMERYにおいても「出典不明」「許諾が不明な画像を使用」「『絶対』『抜群』といった誤解を招く言葉を使用」など、全体の8割となる約13万件の記事に問題が見つかったという。

 「通常のメディアであれば、記事の品質を担保するための編集部があるが、当社のキュレーションプラットフォームは品質に責任を負う者が明確に設定されていなかった。ユーザーに対して、信頼できる情報を担保できる状態ではなかったこと、適切な管理体制を構築できなかったことを反省している」(小林執行役員)

photo DeNAが運営するキュレーションメディアの記事作成プロセス(同社による)

 今後、WELQを見て健康被害を受けたユーザー向けの相談窓口や、記事の出典などに関する問い合わせ窓口を開設する予定。今から1週間後をめどに第三者調査委員会を設置し、原因究明と再発防止に努めるという。

「モラル面やコンプライアンスも見直す」 今後については慎重に検討へ

 同社の守安功社長は「成長を追い求めすぎる過程で、正しい情報を提供することへの配慮に欠けていた。モラル面のみならずコンプライアンスについても見直さなくてはいけない。外部から指摘されるまで、改善できなかった私の責任が大きい」と謝罪した

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