機械が数字を“手書き”し、3分間をカウントする――そんな機械仕掛けのタイマーを、デザイナーの鈴木完吾(@BellTreeNursing)さんが公開している。昨年、Twitterなどで話題を呼んだ「書き時計」の改良版だ(関連記事)。
歯車など木製パーツを組み合わせ、機械が0〜3までの数字を“筆記”する計時器(タイマー)。背面のスイッチレバーを押すと機構が動き出し、1分ごとに数字をリセットしては書き換える作業を繰り返して、3分間を計測する。
昨年、東北芸術工科大学の学生だった鈴木さんは、卒業制作として機械が時刻を手書きする時計「Plock」を制作。この時計が動く様子をTwitterに投稿したところ、そのアイデアと機構が話題を呼び、ネットニュースやテレビ番組に取り上げられるなど注目を浴びた。
新しく制作したタイマーは、書き時計と比べて「字を消す動作」を改善。書き時計もタイマーも、文字盤に磁気ボードを使っている点は同じだが、書き時計では裏側から磁石を「当てて」数字を消していたのに対し、タイマーでは「こすって」消すように変更。より正確に数字を消せるように工夫したという。
「次にどのようなものを作るかは未定だが、日本に昔からある『からくり』の面白さを現代人に知らしめてやりたい」(鈴木さん)
ハードでソフトなITニュースの合間にネット上の面白いモノ・コトをお伝えする部活動。正式には「ITmedia学園ニュース科インターネット部」、略して「ねっと部」(たぶん)。部長はめがね(予定)
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