韓国Samsung Electronicsの次期フラッグシップ端末「Galaxy S8」は、同社が3月にニューヨークで開催するイベントで発表される──。米Wall Street Journalは2月10日(現地時間)、複数の情報筋の話としてそう報じた。
Samsungは1月23日、発火問題でリコールになった「Galaxy Note7」についての説明会で、Galaxy S8は安全性を慎重に確認するため、例年のように2月のMWC(Mobile World Congress)では発表しないことは明らかにしていた。
Wall Street Journalはまた、搭載される独自AIアシスタントの名称が「Bixby」であるとも報じた。
独自アシスタント機能を搭載することについてはSamsungが昨年11月に発表している。このアシスタントは、10月に買収した米Appleの「Siri」開発チームによる新興企業米Viv Labsの技術を採用しているとみられるが、Wall Street Journalによると、開発主体は「Galaxy S III」からシリーズに搭載されていた独自音声認識機能「S Voice」のチームという。
米Neowinは2月10日、Samsungが欧州で商標登録したロゴがBixbyのものであると報じた。European Trade Mark and Design Networkが公開してる文書(リンク先はPDFで、ダウンロードには認証が必要)には、このロゴはスマートフォンやタブレット向けの、検索や情報収集のためのサービスのためのものだと説明されている。
Wall Street Journalはこの他、大小2モデルともに曲面ディスプレイであること、ホームボタンがなくなり、指紋認証は背面のセンサーで行うようになること、ヘッドフォンジャックはあること、バッテリーはSamsung SDI製であることなどを報じた。
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