総務省はこのほど、今年7月に予定していた、自分のマイナンバーに関連するさまざまな情報を管理できる「マイナポータル」の本格スタートを秋ごろに延期すると発表した。1月に先行公開したログイン用サイトは、Java実行環境などが必須で「使い勝手が悪い」などと不評だったことを受け、Windows向け専用アプリを公開するなど使い勝手を改善する。
マイナポータルは当初、17年1月に本格スタート予定だったが7月に延期されており、二度目の延期になる。
17年1月には、マイナンバーカードによるログインやアカウント設定が可能なログインサイトが公開されたが、推奨ブラウザが限定されている上、利用するには、Java実行環境や「JPKI利用者クライアントソフト」などをインストールする必要があり、「使い勝手が悪い」と批判を浴びていた。
総務省は今回、マイナポータルの使い勝手を改善すると発表。マニュアル不要で直観的に操作できるよう説明画面を用意するほか、Windows向けの専用アプリを秋ごろにリリースし、インストールするだけの「3分以内」の準備で利用できるようにする。AndroidアプリもWindowsアプリと同時にリリースする計画だ。MacとiOS向けアプリは18年4月以降に公開する。
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