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てるみくらぶ関連会社「自由自在」も破産

» 2017年03月30日 18時37分 公開
[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、倒産した格安旅行会社「てるみくらぶ」の関連会社「自由自在」と、グループ持ち株会社「てるみくらぶホールディングス」が3月30日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債額は自由自在が約34億円、てるみくらぶホールディングスが約29億円。

photo 自由自在が入居するビル(東京商工リサーチより)

 自由自在は2005年にてるみくらぶ関連会社として設立。ハワイや韓国、グアム行きの航空券やツアーを取り扱い、16年通期(9月期時点)では売上高約16億円を計上した。だが、てるみくらぶが、資金繰りの悪化から3月27日に東京地裁へ破産を申請。てるみくらぶの破産申請が自由自在にも連鎖し、27日から営業を停止していた。

 自由自在の債権者約650人のほとんどが旅行の申し込み客という。自由自在の旅行者には日本旅行業協会(JATA)から弁済があるが、限度額が総額7000万円のため、旅行代金を全額弁済できない可能性がある。

 てるみくらぶホールディングスは、てるみくらぶと自由自在の100%株式を保有する持ち株会社。てるみくらぶの破産申請により連鎖破産した。

photo 自由自在のWebサイトより

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