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2017年03月31日 14時20分 UPDATE

吉野家がアーム型ロボット導入 食器洗浄作業を短縮

従業員が割れた食器でけがしたり、水や油で汚れたりするのを軽減できるという。

[ITmedia]

 牛丼チェーン大手の吉野家が、店舗の食器洗浄工程にアーム型ロボット「CORO」を導入した。産業用ロボットを製造・販売するライフロボティクスがこのほど発表した。画像処理技術を使って洗浄された食器を識別し、種類ごとに重ねて収納することで、作業時間を1日当たり約0.5時間削減できるという。まず都内の1店舗に導入し、順次拡大する予定。

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 従業員が汚れた食器をコンベアに伏せて流すと、食器洗浄機が洗浄。洗浄機から出てきた濡れた状態の食器を、COROが内蔵カメラで読み取り、大きさや形など種類ごとに積み重ねて棚に収納する。食器をある程度積み重ねると、従業員に通知。安全のため、従業員がCOROに近付くとセンサーが検知して作業を一時停止する仕組みも備える。

 COROの導入で、食器洗浄にかかる1日当たりの作業時間を約2.3時間から約1.8時間に短縮できると見込む。最終的には0.5時間と、約78%の時間削減を目指す。

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 吉野家の広報部によれば、目的は「(ロボット導入に伴う人件費削減などの)費用対効果より、従業員がしなくてもいい作業をロボットに委ねること」という。割れた食器でけがをしたり、水や油にまみれて手が荒れたりといった肉体的負荷を減らし、代わりに接客サービスを充実させることで、顧客満足向上につなげたいとしている。

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