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2017年04月04日 18時39分 UPDATE

深海6000メートルに沈むマネキン――“海底ごみ”約1800点の映像・写真、JAMSTECが公開

日本海溝で見つかったマネキン、マリアナ海溝を漂うポリ袋などを閲覧できる。

[ITmedia]

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は4月3日、潜水調査船や無人探査機が撮影した“海底ごみ”の映像や画像をまとめた「深海デブリデータベース」をWeb上で公開した。日本海溝に沈んだマネキンの頭など、ごみの種類ごとに閲覧できる。教育現場などで、環境問題を学ぶときに活用してもらう狙い。

 1982年に「しんかい2000」が潜航調査して以来、JAMSTECの調査船が撮影してきた映像・写真データから、海底ごみが映り込んだ約1800点を抽出。ごみの種類や潜航調査場所で分類して公開した。日本海溝の約6280メートル付近で見つかったマネキンの頭部や、マリアナ海溝の水深約1万900メートルを漂うポリ袋などが映っている。

 映像からは、海底ごみの周囲に深海生物が生息する様子も観察でき、生態系にごみが及ぼす影響を把握できる可能性があるという。教育現場の教材に使ってもらうことで、環境問題へのリテラシー向上にも役立つとしている。

photo 日本海溝の水深約6280メートル付近で見つかったマネキンの頭部(「しんかい6500」が1991年7月15日に撮影)
photo マネキンの頭部に深海生物が乗っている(1992年7月19日に撮影)
photo マリアナ海溝の水深約1万900メートル付近で撮影されたポリ袋と思われるごみ(「かいこう」が1998年5月20日に撮影)
photo 日本海隠岐堆の水深約910メートル付近で撮影されたごみに付着するイソギンチャクとオオグチボヤ(「ハイパードルフィン」が2009年9月22日に撮影)

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