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未完成だが大きな可能性 Apple純正アプリ「Clips」を試してわかった自動字幕と可変BGMCloseBox(5/5 ページ)

» 2017年04月10日 19時23分 公開
[松尾公也ITmedia]
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 Clipsは完成品とは言えないものではあるが、カメラアプリで撮影したクリップを後で編集するiMovieと違い、撮影しながら作品を仕上げていける手軽さがある。テキスト、音楽の簡単かつ有効な使い方など、新しい可能性を追求したアプリでもある。

 Snapchatに比べるとスタンプ(Clipsでは「オーバーレイ」と呼んでいる)の数や種類が少なすぎるなど未成熟な面はあるが、例えば「メッセージ」アプリのステッカーアドインを利用可能にしたら急成長もできるはずだ。

 どんどん高性能になるカメラアプリと、撮影機能を持たないiMovieアプリの距離がちと遠すぎる感じがこのところしていたのだが、きっちりその間を埋めてくるあたり、Appleがちゃんとこのカテゴリーを考えているのがわかってよかった。

 あとは、手ブレ補正と長押し続けなくてもビデオ撮影を続けられるような機能追加かな。

 手ブレ補正のためにジンバルを付けたとしても、録画中ずっと長押ししているとか実用的ではないからね。

※4月12日追記:長押しを続けなくても録画する方法が判明したのでClipsで解説し、別記事にした。なので、現時点での大きな要望としては、「手ブレ補正」のみとなる。

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