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ハウステンボスがVRで東京進出 「SHIBUYA VR LAND」6月24日オープン

» 2017年06月07日 17時03分 公開
[ITmedia]

 ハウステンボスは6月7日、東京・渋谷でVRエンターテインメント施設「SHIBUYA VR LAND」を6月24日にオープンすると発表した。同社の東京進出は初めて。コンテンツは、テーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)で3月にオープンした「VRの館」で提供中の26種から人気のものを展開していく。

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 SHIBUYA VR LANDで体験できるのは、ハウステンボスで一番人気だという絶叫系VR「ウルトラ逆バンジー」のほか、イケメンに迫られる恋愛シミュレーションVR「迫りくる愛のささやき」、敵を撃ち倒すシューティングVR「BLAST×BLAST」、リズムアクションVR「エアトーン」、廃病院が舞台の恐怖体験「VR心霊百物語」の全5種。1人2200円(60分)で全てのアトラクションを楽しめるという。

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photo 「BLAST×BLAST」体験の様子

 ハウステンボスの澤田秀雄社長は「特にVRは若い世代に人気。若者や外国人旅行者が多い渋谷は、良いマーケットになると考えている」と話す。

photo 澤田秀雄社長

 人気コンテンツを選出しての東京展開は、長崎の本家ハウステンボスの集客に逆効果となる可能性はないか。澤田社長は「長崎のハウステンボスでは、すでに新しいVRコンテンツの展開予定がある。東京ではできないものもあるため、あまり心配していない」と説明する。

 長崎のハウステンボスでは、新しいVRコンテンツを2つ展開予定。スクウェア・エニックスとコラボした体感型音楽アトラクション「バハムートディスコ」を7月1日、VRによる時速270キロのジェットコースターが体験できる「VR-KING」を8月1日にプレオープンする。長崎と東京のどちらでも「お客さんに飽きられないよう、常に新しいコンテンツを開発・展開していく」という。

 東京進出に伴い、7月15日から8月31日までの期間限定で、お台場にウォーターアトラクション施設「水の王国」も展開。4つのプールで、水上アスレチック、約100メートルを一直線に滑るウォータースライダーなど10種のコンテンツを提供する。女性客を狙い、ナイトプールや「インスタ映え」を意識したフォトスポットなども設ける。

 澤田社長は「東京への展開を長崎のハウステンボスへの集客・認知度向上につなげたい」「テーマパークの世界展開も検討している。場所はまだ公表できないが、アクセスがよくマーケットのある地域を考えている」と話した。

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