俺様なイケメンキャラがゆっくりとこちらに迫り、「椅子ドン」――埼玉県越谷市のイオンレイクタウン内にある「VR Center」(mori 3階)で、そんな非日常体験を楽しめる。
VR Centerは、ジェットコースターや乗馬レースなど11のVR(仮想現実)コンテンツを楽しめる常設型VRエンターテインメント施設。4月24日〜5月14日の期間限定で、スマートフォン向け恋愛シミュレーションゲームでおなじみのボルテージとコラボし、俺様なイケメンキャラと触れ合える女性向けVRを展開する。
「東京ゲームショウ2016」でも話題になった「椅子ドンVR」は、スマホアプリ「スイートルームで悪戯なキス」に登場する俺様大富豪キャラ 一ノ宮英介が主役。ヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」とヘッドフォンを装着すると、密室の中に英介さんが登場。甘い言葉をささやきながら、顔に触れるかどうかの距離まで近づいたり、椅子に座っているユーザーに向かってドンッと迫ったりしてくれる。
普段スマホゲームで親しんでいるキャラともう少しリアルに触れ合いたいという人はもちろん、ゲームを未プレイでもドキドキ感と臨場感を味わえるはずだ。
VR Centerでは、「スイートルームで悪戯なキス」と他のゲームがコラボしたVRコンテンツも楽しめる。
SIMVRHYTHM(しのびや.com)とのコラボゲームは、コントローラーでリズムを刻みながら、スイートルームで悪戯なキスの映像と音楽を楽しむもの。映像に合わせて専用の椅子が動き、ジェットコースターを滑走しているような疾走感を味わえる。なかなか動きが激しいので、人によっては「リズムゲームに集中するか」「高速で流れてくるイケメンたちの映像に集中するか」の選択を迫られるかもしれない。
サークルオブセイバーズ(PDトウキョウ)は、RPGの勇者のように剣と盾を持って迫り来る敵を倒していくアクションゲーム。両手に持ったコントローラーがそれぞれ剣と盾になり、映像に反映される。今回のコラボは、一ノ宮英介がゲーム内で助けてくれるスペシャルバージョン(その名も「助けて英介さん」)。
通常、RPGの勇者は果敢に敵をなぎ倒していくものだが、「(イケメンに)守られる勇者になる」という希少な体験ができる。VR初心者や女性のお客さんでも気軽に楽しめるよう、「通常版と異なり、ゲームオーバーにならないようにしている」(しのびや.com担当者)という。イベント期間中は、通常版とコラボ版のどちらを遊ぶかを選べる。
プレイ中の様子は、MR(複合現実)技術によって外のモニターに映し出されるため、待ち時間も退屈せずにその世界観を楽しめるだろう。
ボルテージ子会社であるボルテージVRの玉井謙介社長は、「女性向けVRは、ゲーム性が高いというよりは、短時間で楽しめてストーリー性のあるライトなものにしています。キャラクターに触れてみたいという声も多いです。まだまだVR体験のハードルは高いので、こうしたアミューズメント施設でお客様との接点を増やして裾野を広げていきたいです」と語った。
イベント開催時間は午前10時〜午後9時。遊びたいVRコンテンツのチケットを券売機で購入する。
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