バンダイナムコエンターテインメント(バンナム)が7月14日にオープンするVRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」のメディア向け先行体験会が、6月13日に開催された。フロア全体に記者たちの絶叫(?)が響き渡った体験会の様子をお届けしたい。
今回記者たちにお披露目されたのは、人気ゲーム「マリオカート」が大迫力のVRで楽しめる「マリオカートアーケードグランプリVR」と、1996年にナムコ(当時)が開発したアミューズメントマシン「プロップサイクル」を思わせる「極限度胸試し ハネチャリ」。
マリオカートアーケードグランプリVRは、アミューズメント施設で稼働中の「マリオカートアーケードグランプリ」のVR版。VRヘッドマウントディスプレイとヘッドフォン、手の動きを感知する専用デバイスを装着し、カート型の筐体に乗り込む。4人同時プレイが可能で、ボイスチャット機能を備える(本日は未実装)。
マリオカートの世界を大迫力のVR映像で表現。コースには、巨大なパックンフラワーやドッスンなどの仕掛けがあり、崖からの大ジャンプや車体のウイングを使った滑空など、スリリングで爽快感のあるレースを楽しめる。
マリオカートの特徴といえば、アイテムを使った手に汗握る攻防。通常はアイテムボックスにカートごと突っ込んでアイテムをゲットする仕様だが、本作ではアイテムは「パン食い競争」のように風船にぶら下がっている。
しかし、もちろん口にくわえてアイテムを入手するのではなく、「手でつかむ」ことになっている。専用カメラで手に装着したデバイスのセンサーを読み取り、手の位置を把握。ハンマーで他のプレイヤーをスピンさせたり、亀の甲羅を前後左右に投げたりと、自由度の高い行動ができる。
片手でハンドルを握りながら、もう片方の手を大きく上げてぶんぶん振り回すのはなかなか忙しいが、友達と対戦すると白熱すること間違いなしだろう。
極限度胸試し ハネチャリは、ペダル付きの自転車型マシンに乗り込んで空を飛ぶというもの。企画当初は、1996年にナムコ(当時)が開発したアミューズメントマシン「プロップサイクル」を再現することを目的としていたが、「度胸試し」とあるように、爽快感よりも「スリルや緊張感」を重視した。
度胸試しは、スタート時点から始まる。勇気を出してペダルをこぎ、崖から急降下。ボイスチャットで、他の記者たちの驚きの声が次々と聞こえてくる。
ペダルをこぐと機体が上昇。ハンドルを前後に動かして前進・ブレーキを行う。山肌ギリギリを低空飛行したり、岩場に衝突しないように滝の中をくぐったりと、思わず声が出てしまうようなスリリングな体験が続く。
崖に激突すると、やり直し。何度も崖にぶつかると時間内にゴールへたどり着けないので、途中から操作に焦りも出てくる。あまり他のプレイヤーを気にする余裕もないまま、無我夢中でペダルをこぎ続けて、なんとかゴール。空調の効いた部屋だったが、一生懸命ペダルをこぐとなかなかいい運動になる。
同施設では、「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds」「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」など、他にも注目のVRアクティビティーを多数用意。この夏注目のエンターテインメント施設になりそうだ。
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