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WordPress用プラグインにXSS脆弱性 最新版へアップデートを

» 2017年07月04日 14時03分 公開
[井上輝一ITmedia]

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月4日、ブログソフトウェア「WordPress(ワードプレス)」用のプラグイン「Responsive Lightbox」に、任意のスクリプトを実行される恐れがある「クロス・サイト・スクリプティング」(XSS)があることを公表した。WordPress運営者に対し、当該プラグインを最新版へアップデートするよう呼び掛けている。

WordPress用のプラグイン「Responsive Lightbox」

 脆弱性があるのは、Responsive Lightboxのバージョン1.7.1以前。7月4日時点で最新版である、バージョン1.7.2で修正されている。

 今回のXSSは「反射型」といい、ユーザーからのリクエストに含まれたスクリプトが、Webアプリケーション上でスクリプトとして実行される恐れがあるというもの。悪意のあるスクリプトをパラメーターとして付加したURLを標的ユーザーに踏ませる――などの攻撃手段がある。スクリプトはアプリサーバに保存されないため、標的ユーザー以外に攻撃の影響はない。

XSSの種類(IPAより)。今回の脆弱性は「反射型」

 WordPressはオープンソースのブログソフトウェア。コンテンツ管理システム(CMS)でもあり、ブログやWebサイトの構築、管理に用いられる。

 Responsive LightboxはWordPress用の画像表示プラグイン。PCやスマートフォン、タブレットなど、画面サイズに応じた表示ができることが特徴。

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