米Facebook傘下のOculus VRが、2018年にPCもスマートフォンも不要なスタンドアロンタイプのVRヘッドセットを発表すると、米Bloombergが7月13日(現地時間)、複数の情報筋の話として報じた。10月にはアプリ開発者向けに提供を開始するという。
Facebookは昨年の開発者会議「Oculus Connect」で、「Santa Cruz」というコードネームのスタンドアロンモデルを披露した。
Bloombergによると、来年発売のスタンドアロンモデルのコードネームは「Pacific」で、価格は200ドル(約2万3000円)前後。現行のOculus Riftよりコンパクトで韓国Samung Electronicsのスマートフォン搭載型VRヘッドセット「Gear VR」(本体は約312グラム)よりも軽く、無線リモコンをサポートするという。
情報筋によると、Oculus VRはこのモデルの製造と販売ネットワークで中国Xiaomiと提携する。XiaomiはオリジナルブランドのVRヘッドセットを製造・販売しており、このモデルも中国ではXiaomiブランドで販売する計画。この提携は元Xiaomiで現在FacebookのVR/AR責任者を務めるヒューゴ・バーラ氏が実現させたようだ。
Oculus VRはVR市場の先駆者の1社ではあるが、米調査会社IDCが6月に発表した第1四半期の調査によると、VR/AR市場でのFacebookのシェアは4.4%で4位だった。
同社は10日、Oculus Riftを期間限定で値下げすると発表した。
スタンドアロンタイプのVRヘッドセットについては、米Googleが今年の開発者会議で、「Daydream」プラットフォーム採用のモデルが年内にHTCとLenovoから発売されると予告している。
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