ウは宇宙船のウでMはMastodonのM。そのM(実際には小文字のm)を組み込んだ新しいロゴがバージョン1.5.0で正式にゴーとなった。マストドンの開発者、オイゲン・ロチコさんがひさびさにMediumに投稿し、その意図を説明している。もちろんバージョン1.5そのものについても。
マストドンのロゴ変更については7月24日に報告したが、廃棄された旧ロゴについて、オイゲンさんが解説している。マストドンの化石の歯がああいう形なのかと思っていたが、実はMの文字をかたどった、3つの吹き出しなのだという。まあ、これではわからないよなあということで反省し、新しいデザイナーの元でわかりやすい形、わかりやすいフォントとなった。
1.5.0で実現した機能で、最も古くから望まれていたものは、パブリックタイムラインのプレビュー機能だ。これはマストドンを公開した最初の日から要望があったのだという。ただし、連合タイムラインになっているので、インスタンスによっては公開タイムラインにカスタマイズするところも出ている。管理者はタイムラインプレビューをオフにすることもできる。ぼくのお二人様インスタンスはオフにしておいた。
マストドンの今後についての重要な点もこのブログには含まれている。マストドンが基盤としているプロトコルの変更だ。現在のOStatusから、W3Cで検討されているActivityPubへ。W3Cの作業部会との話し合いを順調に進めており、2カ月後くらいにはなんらかの実装が見えてくるかもしれない。
4月に大きく成長し、日本で有名になったことにも触れたが、そこにとどまることなくさらに進んでいくと明言。サーベイランスキャピタリズム。調査資本主義とでも言うのだろうか、そういう類のものに自分たちの会話をさらさずにすむようにしていこうぜ、とあらためて脱中央集権インターネットを主張している。
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