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トランプ大統領、相次ぐメンバー退会を受け、2つの助言組織を閉鎖

» 2017年08月17日 08時25分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 ドナルド・トランプ米大統領は8月16日(現地時間)、米大手企業のCEOを集めた2つの助言組織「米国製造業評議会」および「戦略・政策フォーラム」を解散すると自身の公式Twitterでツイートした。

 「製造業評議会と戦略・政策フォーラムに参加してくれている企業経営者に圧力が掛かるよりはと、両方ともやめることにした」という。

 前日に、Intelのブライアン・クルザニッチCEOを含む複数のメンバーが、トランプ氏のシャーロッツビル事件への対応に抗議して製造業評議会を離脱した。

 製造業評議会はトランプ氏が昨年12月に立ち上げた。IT業界からは、クルザニッチ氏の他、IBMのジニ・ロメッティCEO、Dellのマイケル・デルCEO、Teslaのイーロン・マスクCEOなどが参加していた。マスク氏は6月、トランプ氏のパリ協定離脱決定に反対して退会した。

 戦略・政策フォーラムは、トランプ氏が昨年12月に立ち上げた、経済政策について戦略的な助言をする組織。ロメッティ氏やマスク氏、Uberのトラヴィス・カラニックCEOなどが参加したが、カラニック氏は2月に退会している。

 トランプ氏は組織解散をツイートする数時間前には、「製造業評議会を退会したCEOの代わりは幾らでもいる。スタンドプレーをするやつは辞めるがいい」と強気のツイートを投稿していた。

 trump 8月15日の記者会見でシャーロッツビル事件についての質問に応えるトランプ大統領

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