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» 2017年09月04日 15時35分 公開

タクシー業界はこの先生きのこるか? “AI”使うDeNAの配車アプリ「タクベル」の狙い (1/2)

ディー・エヌ・エーが、AIを活用したタクシー配車アプリの実証実験を9月12日からスタート。まずは横浜市のタクシー約200台が対象となる。

[村上万純,ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は9月4日、人工知能(AI)技術を活用したスマートフォン向けタクシー配車アプリ「タクベル」(iOS、ダウンロード無料)の実証実験を12日に始めると発表した。神奈川県タクシー協会と協力し、横浜市の対象エリアで10月31日まで実施する。AIを使ってタクシーと乗客のマッチングを効率化し、乗客のストレスや運転手の負担を減らす狙い。

タクベル 左から、ディー・エヌ・エー オートモーティブ事業本部 江川絢也さんと神奈川県タクシー協会 常任理事経営委員長 兼 アサヒタクシー 代表取締役 藤井嘉一郎さん
タクシー 「タクベル」のタクシー

 アプリ上で、配車依頼やタクシーの到着予想時間の事前確認、指定の場所への配車依頼が可能。ユーザーの周辺を走るタクシーを地図上に表示し、空車状況も確認できる。事前にクレジットカードなどを登録しておけば、アプリ上での決済も可能だ。実証実験の対象エリアは、横浜市の中区、西区、JR横浜線沿線(東神奈川〜長津田)周辺で、タクシー約200台を走行させる。

アプリ 「タクベル」の画面

 運転手は、車内のスマホアプリでユーザーとやりとりする。到着連絡や本人確認、遅れそうなときの事前通知などを行える。

 AIを活用した需要予測システムでは、天候や時間帯、人口統計情報、運行中の車両が収拾するデータなどを基に、利用者が多そうなエリアを予測。各運転手に合わせてリアルタイムで情報を伝え、新たな需要を創造する考え。将来的には、周囲の電車遅延や大規模イベント情報の通知、会社/車種を指定して配車依頼する機能などを追加する予定だという。

AI AIを活用した需要予測システム
メリット 利用者のメリット
メリット 事業者のメリット
アプリ ディー・エヌ・エーが端末を提供し、運転手がアプリを利用する
アプリアプリ 運転手側で利用できる「AIを活用した需要予測システム」
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