驚異の12分間回転――「ハンドスピナー」開発にアツくなる企業の正体(1/4 ページ)
「デザインは悪くないが、回転時間が2分程度では物足りない」――そんな言葉がきっかけで「ハンドスピナー」の開発に“本気”で取り組んでいる企業がある。
ハンドスピナーは、指先で挟んで回転させるシンプルな玩具。国内外を問わず人気が爆発している。一般にハンドスピナーの空転時間は長くても6~8分程度だが、ある企業が開発した「サターンスピナー」は、いったん回すと12分間以上回転する。「他のモデルに負けないものを本気で作ろう」と研究・開発した一品だ。
価格は1万7280円(税込)。他社製品と比べると高額だが、ネット上では販売開始から1分程で完売。再販するたびに「すぐに売り切れた」といい、これまでに約200個を売り上げた。
そんなサターンスピナーの開発元は、日本精工傘下のNSKマイクロプレシジョン(東京都千代田区)。決して大手玩具メーカーではない。機械の回転部分の動きを滑らかにする「ベアリング」(軸受け)を製造している企業だ。
「開発当初は半信半疑だった。なぜ流行っているのかも分からなかった」――同社の石井俊和社長は振り返る。一見すると、玩具とはあまり縁がなさそうなベアリングメーカーが、ハンドスピナーにアツくなるまでの経緯を聞いた。
「作るからには本気で」
NSKマイクロプレシジョンの“本業”は、外径20ミリ以下のベアリングの製造だ。ベアリングは、機械の回転部分の摩擦を減らし、スムーズに回るよう促すパーツ。同社は、PCのHDDのほか、ドローンのプロペラ、コピー機や自動改札機など、回転部分を持つさまざまな機械向けにベアリングを供給している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「命の砂時計」連呼のGMO会見──熊谷代表の発言にXではツッコミ続出
-
2
GMO熊谷代表、涙の謝罪会見でも“熊谷節”さく裂──「31年間、もうけるという言葉は使ったことがない」
-
3
GMO熊谷代表、会見で改めて謝罪 SNS投稿巡り「配慮が欠けていた」
-
4
ロゴ画像用の公開領域に顧客ファイルも保存 GMO系シングルサインオン、4.5万人分漏えい
-
5
アットコスメ、会員約300万人分の情報漏えい 不正アクセスで
-
6
ニコニコレンタカー、免許証画像の事前登録を廃止 保存済み画像も全削除 サイバー攻撃の増加受け
-
7
「楽天銀行から数百万が勝手に移動」「残高が0に」……楽天証券のシステム不具合、連休中に発生
-
8
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
9
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
10
楽天証券、顧客情報362件が漏えいか NTTデータ委託先に不正アクセス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR