Facebook、ロシア政府につながる可能性のある広告を米連邦議会に提出すると発表
米Facebookは9月21日(現地時間)、2016年の米大統領選への関与を目的に掲載された疑いのある広告のデータを米連邦議会に提出すると発表した。
同社は今月7日、米大統領選へのロシアの関与に関連する独自調査の結果の一部を報告した。その段階では、連邦議会の調査官に対し、一部の広告がロシア政府につながるトロール企業のものである可能性があると報告したとされている。
Facebookはユーザーのプライバシーを重視していると強調し、今回の広告データ(広告データもユーザーのプライベートデータに当たる)の議会への提出は異例のことだと説明した。
また、議会には提出してもなぜ一般には公開しないのかというユーザーからの問いかけが多いとし、その理由は個人のアカウント情報の開示は米連邦法で制限されているからだと説明した。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは同日、自身のアカウントで約7分間のライブ動画を配信し、この問題と、その対策について説明した。
「私は民主的なプロセスとその完全性を非常に大切にしている。Facebookの使命は、人々に声を与え、人々をより近づけることだ。これは民主的な価値観であり、われわれはこの使命を誇りに思っている。民主主義を損なうためにFacebookを使ってほしくない」(ザッカーバーグ氏)
同氏はこの問題に対処する複数の取り組みについて説明した。広告に関する調査で連邦議会と協力していく他、広告を出すFacebookページの透明性強化を義務付け、政治的広告のレビュープロセスを強化し、他社と関連情報を共有していく。
かといって、サービス上でユーザーの発言を管理することはしないと同氏は言う。「われわれのシステム上のすべての悪いコンテンツを規制するつもりはない。Facebook上で人々が何かを発言する前に監視したりすることを社会は望まないだろう。自由とは、周囲に許可を求めることなしに言いたいことを言えるということだ。だが、もし誰かがわれわれの利用規約や法律を破れば、その責任を取ることになる」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
5
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
6
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
9
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
10
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR