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Google検索およびGoogleニュースでの有料コンテンツの扱い変更

» 2017年10月03日 09時11分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは10月1日(現地時間)、Google検索およびGoogleニュースでの有料コンテンツ(読むためにユーザー登録が必要なもの)の扱いを変更すると発表した。

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 同社は2008年から「First Click Free」(FCF)という、検索結果に表示されたコンテンツが有料のものでも、毎日最初の記事だけは全文を読めるようにする機能を提供してきた。例えばGoogle Newsに表示されたNew York Timesなどの有料コンテンツのリンクをクリックすると、定期購入していないユーザーでもその記事は全文読めるが、そこから別の記事のリンクをクリックすると定期購入を勧められる。

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 これにより、ユーザーからの「リンクをクリックした直後に登録や定期購入手続きのページが表示されるのは好ましくない」という批判に対応し、同時に有料コンテンツのパブリッシャー(Googleは「ウェブマスター」と呼ぶ)に対して新たな読者を獲得する機会を提供している。

 FCFを採用しないウェブマスターのコンテンツはGooglebotによってインデックスに登録されず、検索結果でのプレゼンスが低くなる。

 Googleは、FCFは一定の成果を上げてきたので、ウェブマスターがより柔軟にプロモーションできる方法を提供することにしたとしている。

 新しい方法「Flexible Sampling」では、新しいガイドラインを守るウェブマスターは、月単位で無料で公開する有料コンテンツの本数を決められるようになる。

 Googleは、まずは1カ月当たり10本のコンテンツを無料で読めるよう設定することを勧めている。その効果を分析し、それぞれのコンテンツの性格に合わせ、本数を最適化していけばいいとしている。

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