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「Oculus Rift」の12月のソフトウェア更新でVRをPC画面代わりに使える「Dash」など追加へ

» 2017年10月12日 09時37分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebook傘下のOculus VRは10月11日(現地時間)、年次開発者会議「Oculus Connect」でVR HMD「Oculus Rift」(以下「Rift」)のソフトウェアアップデート「Oculus Core 2.0」を12月に実施すると発表した。

 このアップデートでユーザーインタフェース(UI)が大幅に改善され「Dash」という名称になり、2016年にホーム画面として紹介された「Oculus Home」も大きく変わりカスタマイズ可能になる。

「Touch」コントローラーでPCの画面を大量に表示できるUI「Dash」

 UIがRiftの別売コントローラー「Touch」向けに再構築され、「Dash」になった。Riftを接続したPC内のアプリをカルーセル状に表示するダッシュボードから開きたいアプリをTouchで選ぶとVR空間にそのアプリの画面が開く。PCのディスプレイだと1度に表示できるウィンドウの数は限られるが、VR空間であればほぼ無限に画面を表示できる。広いスペースでのマルチタスク作業が可能だ。

 core 1 Dashのユーザーインタフェース

 米MicrosoftのMR HMD「HoloLens」と同様に、Riftをビジネスで使う可能性が広がりそうだ。

 core 2 HoloLensのユーザーインタフェース

「Oculus Home」が家具やおもちゃでカスタマイズ可能に

 ライブラリやアプリストアへのアクセス、友達との交流に使うホーム画面「Home」がカスタマイズできるようになる。バーチャルな家具やおもちゃ、美術品を置いて、自分らしい空間を作り、友達同士で見せ合える。

 core 3 Oculus Homeがカスタマイズ可能に

 将来的には友達を自分のHomeに招待できるようにする計画という。


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