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Baidu、体で感情表現するロボットスマートスピーカー「Raven R」

» 2017年11月17日 12時37分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 中国Baidu(百度)は11月15日(現地時間)、独自AI搭載のスマートスピーカー「Raven H」と「Raven R」を発表した。「Raven H」は中国で1699元(約2万9000円)とかなり高額だ。12月発売の見込みだ。

 raven 1 「Raven H」
 raven 2 「Raven R」

 これらのスマートスピーカーは、Baiduが2月に買収した中国のAI音声アシスタント開発企業Raven Techと、買収前から同社と協力していたスウェーデンのハードウェアメーカーteenage engineeringが共同開発したものだ。

 Raven Hは8枚の四角い板を重ねたようなデザインで、トップの板は取り外せる。音声でもトップの板にタッチすることでも操作でき、メッセージは音声とトップの板の19×19のドットで表示される。Bluetoothをサポートし、スマートフォンの音を転送できる。

 raven 3 Raven Hのトップの板は取り外してリモコンのように使える

 Raven Rは6関節を持つロボット型のスマートスピーカー。まだプロトタイプの段階で、数カ月後に提供を開始する計画だ。価格はまだ発表されていない。動画(記事末に転載)では、自分で再生している音楽に合わせて踊る様子が紹介されている。teenage engineeringのプレスリリースによると、ユーザーとの会話でも、ジェスチャーつきで話すという。


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