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ねえ、Google、あなたとクリスマスの関係を教えて?Googleさん

» 2017年12月24日 08時11分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 Googleのクリスマス風物詩といえば、「サンタトラッカー」。サンタクロースがクリスマスイブに世界中の子どもたちにプレゼントを配るのを追跡するサービス(?)です。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が1955年に始めた(その心温まる話はまたいつか)ものに、2007年から協力してきました。その後、Microsoftとの確執でNORADから離れて独自のサンタトラッカーを立ち上げたのは2012年のこと。それから毎年12月1日に、サンタさんの活躍を応援する専用サイトをオープンしています。

 毎年記事でご紹介してきたんですが、今年はさぼってしまいました。12月25日まで毎日1つずつ新しいゲームが公開されて、それなりに楽しいです。

 christmas 1 サンタトラッカーのWebサイト

 そして、Google Doodle(Google検索のトップページのロゴがいろいろ変わるやつ)。例年は12月23日から3日間、連続ものになっていたのですが、今年は12月18日、25日(クリスマス当日)、31日(大晦日)、1月1日(元日)にストーリー展開するようです。クリスマスというより「ホリデーシーズン」を祝うものになっています。今年はペンギンのカップルが休暇で南国の親戚(南米に住むオニオオハシ)を訪問するお話です。

 christmas 2 2017年ホリデーシーズンのGoogle Doodle

 Google検索では毎年、この時期に「クリスマス」や「Xmas」を検索するとページがクリスマスモードになります。今年はこんな感じ。

 christmas 3 Googleで「クリスマス」を検索した結果

 今年は、ユダヤ教の同時期の行事「ハヌカ」にも対応しました。

 christmas 4 Googleで「Hanukkah」を検索した結果

 グローバル企業はいろいろ気を使いますね。それにしてもハヌカはエルサレム神殿の奪回を記念するお祭りだそうで、今年は特にデリケートな問題になりそうです。

 ところで「Google Home」はクリスマスに何か言うでしょうか。

 christmas 5

 「ねえGoogle、メリークリスマス」と言うと「メリークリスマス」と答えで「We Wish You a Merry Christmas」をオルゴールのような音で流します。

 「クリスマスプレゼントが欲しい」と言うと「はい。それでは私からクリスマスソングのプレゼントです」と言って「ジングルベル」や「もろびとこぞりて」をやっぱりオルゴールのような音で流します。

 でも「クリスマスソングを歌って」と頼むと、「は、はずかしくて歌えません」だそうです。日本人だ。

 英語版にしてあるGoogle Homeに同じことを頼むと、いきなりオルゴールで「クリスマスの12日間」をかけて「いつでもクリスマスソングをプレイするので頼んでください」と言いました。

 アメリカ人だなぁと思ったのは、「メリークリスマス」と言うと「世界中のホリデーメモリーを集めたから、聴きたかったらそう言ってみて」と言うんです。で、「Share holiday memories」と言うと、リアルな普通の人のクリスマスの思い出がランダムに再生されます。ジンジャーブレッドクッキーを作った女性とか、大好きなおもちゃをもらった男の子(舌足らずでかわいい)とか。いずれもほっこりする話でした。

 メリークリスマス。

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