中国Lenovoは1月9日(現地時間)、ラスベガスで開催のCES 2018で、米GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」採用の初のスタンドアロンVR HMD「Mirage Solo」を発表した。第2四半期(4〜6月)に発売の見込み。価格はまだ発表されていない。
Googleは昨年5月、独自のヘッドトラッキング技術「WorldSense」搭載でPCへの接続を不要にしたスタンドアロンヘッドセットをLenovoと台湾HTCが開発中だと発表した。後に、HTCは離脱し、CESでは「HTC VIVE Pro」とPCへの接続を不要にするアダプタを発表した。
Mirage Soloは、米Qualcommの「Snapdragon 835」、4GBのRAM、64GBのストレージを搭載し、microSDカードスロットも備える。解像度は不明だが、視野角は110度。
片手で持つタイプの、トラックパッドと2つのボタンがついたコントローラが付属する。ボタンの機能は、専用アプリで割り当てられる。このコントローラは、野球ゲームのバットやレースゲームのホイールなどとして使える。
GoogleはスタンドアロンDaydream製品向けコンテンツ開発者と協力しており、Mirage Soloでは米新興ゲーム企業SEISMIC GAMESと映画「ブレードランナー 2049」を題材にしたVRゲーム「Blade Runner: Revelations」が体験できるという。
Lenovoはまた、Mirage Soloでも楽しめる180度のVR画像/映像を撮影できるカメラ「Mirage Camera」も発表した。こちらも第2四半期に発売予定(価格は未発表)。
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