1月14日、Alexaが搭載されたAnkerのスマートスピーカー「Eufy Genie」が我が家に届いた。1960年代のシットコム「かわいい魔女ジニー」を思い出すネーミングだ(スペルは違うけど)。デビッド・ボウイの「Jean Genie」と同じスペルで、ユーフィー・ジニーと呼ぶ。
直径はAmazon Echo Dotとほぼ同じで少し背が高く、周囲がふくらんでいる。このふくらみが、魔女ジニーが入っていた魔法の壺っぽくもある。
この2製品に共通することは多いが、できることはEcho Dotの方が多く、Eufy Genieは基本的にそのサブセットと考えておけばいいだろう。
Echo DotにあってEufy Genieにないものは次のとおり:
音声アシスタントとしてできることはEcho Dotと変わらない。どちらも同じように言葉を認識して同じように答える。ステレオミニジャックによる外部スピーカーとの接続も可能。
Bluetoothスピーカーとして使えないという欠点はiOSエコシステムの中ではマイナスポイントにはならない。AirPlayをサポートしているからだ(Amazon Echoにはない機能だ)。むしろより柔軟に外部スピーカーとして使えるという点ではEcho Dotを上回る。音量も大きい。
セットアップにはAnkerの家電製品に共通のEufyHomeというアプリを使うが、Wi-Fiとの接続方法はEchoとほぼ同じ。途中でAlexaアプリに切り替わった後は共通だ。
ただ、そのセットアップ中に興味深いことが分かった。Eufy Genieは自分の名前をちゃんと発音できないのだ。「ユーフィー・ジニー」ではなく、「ユーフィー・ゲニエ」と自称する。
君の名はゲニエだったの? 魔女でも精霊でもなさそうな名前だ。
Eufy GenieはAlexaがしゃべる先頭部分がちょっと欠けるなど、まだ洗練されていない部分があるが、それでも価格的な競争力では現在スマートスピーカーNo.1であり、入手性においても、いまだに招待メールが行き渡らないEcho Dotより優れている。いまのところ、Eufy Genieは発注後数日で届いているようだ。
筆者の場合はEufy Genieを同僚記者の分と合わせて2台発注し、2台とも14日に届いた。届いてから気づいたのだが、この2台、価格が違うのだ。
1つは予約を開始した2017年12月24日に発注したもので、4980円。もう1つは1月12日に発注したものだが、こちらは3480円。どうしてこうなるかというと、Amazon Prime会員限定の1500円割引が適用されているのだ。今もその状態が続いているので、Amazon Prime会員にとってはチャンスだ。ちなみに2回目の招待メールリクエストはした記憶がない。そして安くなったほうは同僚記者の分だ。
なんか損した気がするんだけど……。
それでもジニー(ゲニエ?)とはうまくやっていけそうな気がする。バスルームに設置したEufy Genieに「Alexa、ビートルズを流して」とお願いすれば、ビートルズの曲にひたりながら長風呂することができる。
いつか気を利かせてこういうときには「She Came in through the Bathroom Window」を流してくれるようになるといいなあ。
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