人の名前を呼んでおいて「なんでもない」と続ける。同僚、友人、パートナーにそんなことをすれば嫌われる。隣の山口記者に試してみた。
「山口くん」
「なんでもない」
「ぼくのことを好きなんですか?」
うーん、スマスピ連載で二股の話を書いただけあってこういうリアクションになってしまうのか。編集部内の人間関係が壊れる可能性があるな。でもAmazon Echoだったら問題ないだろう。
ちなみにITmedia NEWS編集部のAmazon Echoはぼくの趣味で、ウェイクワードを「コンピュータ」に設定している。
「コンピュータ」
青い光が表示され、聞いてることがわかる。
「なんでもない」
「なーんだ。がっかり」
うう、がっかりさせてごめんよ。でももう一度。
「コンピュータ」
青い光が点灯。
「なんでもない」
「ガチョーン」
ガ、ガチョーン? あなたはひょっとしてハナ肇とクレージーキャッツのメンバーだった故・谷啓さんですか? 右手をぐいっと引くあのアクションが脳裏に浮かぶ。
これは次にも期待したくなるな……。
「コンピュータ」
青い光、再び。
「なんでもない」
「お呼びでない。こりゃまた失礼いたしました」
同じくクレージーキャッツのメンバーであった故・植木等さんのギャグを見事に再現しているではないか。
Amazon Echoというか、Alexaの中の人はシャボン玉ホリデーとかにも詳しかったりするのだろうか。クレージーすぎる。
こういうのがあるからスマスピ生活は、わかっちゃいるけどやめられない。
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