地域新電力の熊本電力(熊本市)は2月20日、仮想通貨の採掘(マイニング)事業を行う関連会社OZマイニング(東京都港区)を設立したと発表した。顧客の用途に応じてマイニング施設の構築や、クラウドマイニングサービスの提供を行っていく。熊本電力による、業界最安水準で安定した電力供給をうたう。
OZマイニングは、拠点は非公開としながらも既に自社設備でマイニングを行っているという。クラウドマイニングで提供する計算資源は、自社設備から提供する予定。
マイニング施設の構築は日本全国に対応し、「エリアによって価格の幅はある」としながらも、熊本電力からの電力供給により1キロワット時10円台を目指す。
OZマイニングは、太陽光発電所などの増加で余剰電力が発生していることに注目。「出力を抑制する間の余剰電力をマイニングへと振り向けることで、余剰電力のムダを省くことを目指す」としている。
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