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» 2018年03月11日 06時48分 公開

Boseも拡張現実メガネに参入 ただし“オーディオAR”

音響機器メーカーのBoseが“オーディオ拡張現実”プラットフォーム「Bose AR」とそのプロトタイプメガネを発表。視界に映像を重ねるのではなく、場面に即した情報を音で提供する。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Boseは3月9日(現地時間)、“オーディオAR(拡張現実)”プラットフォーム「Bose AR」とそのプロトタイプ端末を発表した。プロトタイプは同日から米テキサス州オースティンで開催の「SXSW 2018」で披露する。

 bose 1 Bose AR搭載メガネのプロトタイプ

 Bose ARは、米Appleの「ARKit」や米Googleの「ARCore」のようにカメラに映した現実世界に仮想のオブジェクトや文字を重ねる代わりに、Bluetoothで接続したiOS/Android端末のGPS情報に基づいて、周辺に関連する情報を音で提供する。

 bose 2 カメラはついていない

 例えば、空港に行くと出発ゲートの位置を音声で説明したり、見ている外国語の看板の内容を翻訳(カメラなしでどうやってユーザーが看板を見ていると判断するのかは不明)したり、歴史上の人物の銅像の前に立てばその人物の有名なスピーチを再生したりするという。

 AR機能の他に、連携するiOS/Android端末の無線イヤフォンのように音楽を聞いたり、通話したりすることもできる。各種センサーを搭載しており、音楽の再生、停止、曲とばしなどは頭のジェスチャーで指示できる。

 プロトタイプのメガネには耳に入れたり覆うイヤフォンはついていないが、両側のテンプル(つる)部分に独自開発の「超薄超軽量超小型の音響パッケージ」が埋め込んであり、これらが音をプライベートに保ったままBoseのヘッドフォンのような音質で機能するという。

 bose 3 つるに搭載された音響パッケージ

 同社は今夏、サードパーティーに向けて「Bose AR SDK」とプロトタイプの端末の提供を開始する。関連製品を開発する新興企業には、最高5000万ドル出資する。

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