名古屋工業大学とフコク東海(名古屋市)は3月14日、ディスプレイに映った3Dキャラクターが音声で案内する「しゃべるバス停」の実証実験を、同市の栄バスターミナル(オアシス21)で始めた。バスターミナルから乗り換えなしで行ける観光地への路線、最寄り駅などを音声と地図で伝える。
55インチディスプレイに登場する「メイちゃん」に行きたい場所を声で伝えると、目的地の説明を読み上げ、画面上の地図に最寄りのバス停、路線を表示する。地図に指で触れると、虫眼鏡をかざすように部分的に拡大でき、路線全体を閲覧しながらバス停周辺の情報を調べられる。
名古屋工業大学が開発した音声合成・対話技術、地図技術を活用した。「バス停自身が旅行者や地域の住民にバスの利用を促す」(同大学)としている。実証実験は28日まで。
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