ITmedia NEWS > 社会とIT >

賃貸アパートの遠隔監視 IoTセンサー活用で管理人の負担減らす実証実験 レオパレス21とKDDI

» 2018年03月23日 17時45分 公開
[上田奈々絵ITmedia]

 レオパレス21、KDDI、オプテックス、アイレットの4社は3月23日、賃貸アパートの駐車場とごみ捨て場にセンサーを設置して、不正駐車や指定時間外のごみ捨てなどを監視する仕組みの実証実験を26日から行うと発表した。IoT活用で管理人の業務効率化が狙い。

photophoto 駐車場に設置する地磁気センサー(左)、ごみ捨て場のドアに設置した開閉センサー

 実験を行うのは、埼玉県川口市にあるレオパレス21の管理物件。駐車場に駐車車両の有無を検知する地磁気センサー、ごみ捨て場の扉に開閉センサーを設置し、それぞれ不正駐車や指定時間外の開閉があると、管理人へメールで通知する仕組み。

 通知を受けた管理人は、現場の様子を既存のネットワークカメラから確認してすぐに対応を行える他、監視状況はPCやスマートフォンからいつでも確認可能。管理人は常に物件を監視する必要がなくなり、業務効率化につながるという。

photo システムの仕組み

 実証実験の期間は4月25日まで。実験の管理や評価はレオパレス21が行い、通信ネットワークやシステム設計はKDDI、クラウド環境の設計構築などはアイレット、センサー機器の開発や提供はオプテックスが担当する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.