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» 2018年05月10日 13時00分 公開

若手人気インスタグラマーに聞く「インスタ映え」の作り方 (1/2)

Instagramで1万人以上にフォローされている人気の若手インスタグラマー4人に“インスタ映え”する写真を撮影・現像するコツを伺った。

[井上輝一,ITmedia]

 世界中の月間アクティブユーザー数が8億人、国内だけでも2000万人(2017年10月時点)を超えるという写真共有SNSのInstagram。ハッシュタグを検索することで、世界中の人々が撮影した美麗な写真やユニークな写真を見られることはもちろん、自分が撮影した写真を世界中の人々に見てもらうこともできる。

 しかし、国内だけでも2000万人の利用者がいる中で自分の投稿に注目してもらうのは簡単なことではない。そこで、Instagramで1万人以上にフォローされている人気の若手インスタグラマー4人に“インスタ映え”する写真を撮影・現像するコツを伺った。

今回インタビューしたkeisuke(25)(@kei7474)さんのInstagramページ

(変更履歴:2018年5月14日午後4時 Daishiさん、keisukeさん、シュガさんの写真を追加しました)

インスタ映えする場所はどう探す?

 話を伺うのは、keisuke(25)(@kei7474)さん、Juri(@ju_ur1)さん、Daishi(25)(@daishi_xxiv)さん、シュガ(テツヤ)(@tetsuyasato11100825)さんの4人。keisukeさんとシュガさんはフォトコンテストに入選した経験も。

 4人とも空や風景などの写真をよく撮影しており、それぞれのInstagramページを見に行くと色とりどりな日本各所の美麗写真に思わずうっとりする。

 そもそも、こういった撮影スポットやタイミングはどのように決めるのだろうか。大きく分けると、(1)友人と撮影しに行く、(2)有名な場所で独自性を出す、(3)ロケハンして新たな場所を開拓する」という回答に。

 「友人と撮影しに行く」と答えたのはJuriさんとDaishiさん。「この間、北海道の美瑛町へ旅行に行きましたが、1人でマップを見ているだけでは回りきれなかったと思います」とJuriさん。Instagramでつながった現地の友人に情報をもらったり案内してもらったりすることで、自分が調べるだけでは分からない場所や景色に出会えるという。

Juriさん

 Daishiさんも友人と一緒に工場地帯を回っているといい、1年間で都道府県の約半分へ赴いたそうだ。Daishiさんを含め4人の話に共通していたのは、旅行好きで撮影の頻度が高く、仕事の休みを見つけては弾丸で撮影に向かっているということ。場数をこなすことも、良い写真を撮る腕をつけるために重要なことといえそうだ。

Daishiさん

 「有名な場所で独自性を出す」というのはkeisukeさん。「良い写真を撮ろうと思うと、最初は有名な場所を調べて行くことになると思います。しかしそこでの写真は既に誰かが撮っているので、既にある写真を超えたいと考えて試行錯誤します。例えば、構図を変えてみたり、何か違うポイントを入れてみたりということですね」と、他人と被らないような撮り方が大事だと語る。

keisukeさん

 「新たな場所を開拓する」と答えたのはシュガさん。シュガさんは単独行動派で、多くの人が来る場所での撮影はあまり好まないという。「Google Mapと天気予報アプリを使って、ロケーションや当日の天気、海の撮影であれば潮目、雲海の撮影であれば湿度をあらかじめ調べます。『この天気でこの状態ならこう撮れる』と頭の中で構図を作った上で一度はロケハンし、撮影に臨んでいます」と、事前準備を怠らない。

 「人が行かない場所ばかりなので、その分撃沈することも多いんですけどね。それでも、その場所を体感することで状況に応じた装備をイメージしやすくなるし、良いタイミングで撮れるときが来るかもしれないので良いかなと思っています」(シュガさん)

シュガさん

撮影場所を守るマナー意識

 自ら撮影地を開拓しているシュガさんですが、そういったロケーションの情報は「県までしか公開しないようにしています」という。

 「美しい写真が撮れる場所には、植物や花が生えているなど、その場所で育ってきた環境があります。場所の詳細を公開してしまうと、人がたくさん来てしまって、足や三脚で花などが踏み倒されてしまいます。こういった問題は撮影スポットとして有名になった『江川海岸』(木更津市)や『亀岩の洞窟』(君津市)など複数の場所で起きていて、結果として立ち入りが規制されるなどの事態になっています」(シュガさん)

 ロケーションの保全を考えて、たくさんの人の立ち入りを避けるために詳細の公開は控えているとシュガさんはいう。

 keisukeさんも「ロケーションにごみが落ちているのは許せない」といい、必ずごみ拾いをして帰っていると続ける。

 「風景はカメラマンの所有物ではなく、その一部分を写真として切り取らせていただいているだけ。自然に感謝しながら撮影するのが第一です。福島の只見線の雪景色を撮影しに行った際にも、雪道にカップ麺のごみが置いてあって『あかんやろ』と。撮影スポットが広まるとそれだけいろいろな人が足を踏み入れてしまうのは仕方ないですが、一人一人がその場所をきれいに使えばきれいに保てると思います。だったらそれなりに足を運んでいる人間がそこをきれいにしていけばいいのかなと」(keisukeさん)

 keisukeさんは自身のブログで有名な撮影場所の写真を公開する際にも、「他の人の邪魔にならないように」「ここでは三脚禁止」といった注意喚起を書くようにしているという。

 「全員が全員、そういったマナーを守ってくれるかというと何ともいえないが、1人でも多くの人がロケーションに対しての意識を持ってくれたらうれしいと思っています」(keisukeさん)

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