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» 2018年05月11日 14時10分 公開

スマホ1つで試着室を予約 ZARAが期間限定ストアを六本木にオープン

[高木理紗,ITmedia]

 スペインに本拠を置くInditexが展開するアパレルブランド「ZARA」の日本法人、ザラ・ジャパンはこのほど、スマートフォンで試したい商品と試着室を予約し、試着後もスマホから商品購入が行える期間限定ストア「ROPPONGI POP UP」を六本木ヒルズにオープンした。ECなどの広がりで消費行動が多様化する中、「積極的に新しいことをしたい」と考えたという。

photo スマートフォンを使って試着室の予約から商品の購入も行える
photo 「ROPPONGI POP UP」の店内

 ROPPONGI POP UPでの買い物には、ZARAの公式アプリ(iOS/Android)を使う。アプリを立ち上げ、着てみたい商品の値札にあるQRコードかバーコードをスキャンすると試着室を予約できる。

 試着室ではスタッフが指定したサイズの商品を用意する。準備ができるとアプリに通知が届くため、利用客は並んで待つ必要がない。試着は1度に6点まで。通知後8分を過ぎても利用客が試着室に来ない場合、予約は自動的にキャンセルされる。

photo 試着室の準備ができるとアプリに通知が届く
photo 試着室の様子。女性用は10室、男性用は6室の試着室を設けた

 試着後、商品の購入もアプリで行えるが、スマホを持っていない人も店員が持つタブレット端末や店頭のカウンターから購入可能。商品の受け取りは自宅への配送か、店舗受け取りを選択できる。店舗受け取りの場合、午後1時までに購入すると同日の午後6時以降、午後1時以降に購入した場合は翌日の午後以降にROPPONGI POP UPで受け取れる。

 ザラ・ジャパンの広報を務める許ル(王へんに路)氏は「平日の昼休みに商品を購入し、仕事の後に店舗で受け取ってもらうような使い方を想定している」と話す。

photo リクエストのあった商品を用意するスタッフ

 今回の取り組みは店舗側にもメリットがあるという。商品のサイズは利用客がアプリで選ぶため、店頭に全サイズを置く必要がなく、スタッフがサイズ違いの商品を探す手間なども軽減。接客スタッフの1人は、「通常の店舗では商品を頻繁に出し入れしなければならず、商品が破損することも多かったが、その負担がなくなった」と話す。店舗側の負担が軽くなったことで、顧客1人1人への対応により時間を割けるようになったという。

 ROPPONGI POP UPは、六本木にZARAの新店舗がオープンする8月末まで営業する。その後の展開は未定だが、広報担当の許氏は「お客さんの反応を見つつ、じっくり検討していきたい」と話した。

photo 「ROPPONGI POP UP」の外観

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