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故人のDNAを「形見」に メモリアルアートの大野屋、業界初のサービス

» 2018年07月02日 15時30分 公開
[ITmedia]

 仏事関連サービスを展開するメモリアルアートの大野屋は、故人のDNAを半永久的に専用カードに収納し、鑑定結果を記載した鑑定証と一緒に保管できる「DNAパーソナルサービス」の提供を7月1日から始めた。国内の葬祭事業者としては初のサービスという。価格は7万8000円(税別)から。

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 火葬の前に、故人の口腔粘膜などからDNAを採取し、法科学鑑定研究所の国内ラボで鑑定する。犯罪捜査や血縁鑑定でも採用されている、個人識別が可能な「STR-PCR法」と呼ばれる方法で鑑定。採取したDNAは、半永久的に保管できる「FTAカード」に残し、鑑定結果を記載した鑑定証とともにフォトスタンドに入れて顧客に届ける。

 鑑定証のみ保管する「メモリアルフォトスタンド」(税別7万8000円)、鑑定証と思い出の写真も収納できる「メモリアルフォトスタンドウッドダブルフレーム」(同9万5000円)、鑑定証と思い出の品も収められる箱型の「メモリアルフォトスタンドウッドボックスフレーム」(同10万円)を用意した。

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