ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ニュース
» 2018年07月17日 18時40分 公開

仮想通貨採掘でプレイ無料 ゲーム運営の新しい収益源に スマイルメーカーの新サービス

ソーシャルゲームの開発・運営などを手掛けるスマイルメーカーがプレイヤーのPCで仮想通貨のマイニングを行い、ゲームパブリッシャーの新たな収益源とするサービス「HecatonCave」を発表した。

[ITmedia]

 ソーシャルゲームの開発・運営などを手掛けるスマイルメーカー(東京都新宿区)は7月17日、プレイヤーのPCで仮想通貨のマイニングを行い、ゲームパブリッシャーの新たな収益源とする新サービス「HecatonCave」(ヘカトンケイブ)を発表した。プレイヤーは無課金でゲームが楽しめたり、ゲーム内アイテムを獲得できたりするため、双方にメリットがあるという。

「HecatonCave」(ヘカトンケイブ)のサービスイメージ

 ゲームパブリッシャーは、プレイヤーに都度承認を得た上、ゲーム体験を阻害しない範囲でプレイヤーのPCリソースをマイニングに利用する。プレイヤーはマイニングに提供するリソースやマイニング時間を任意に設定でき、いつでも変更可能。その対価としてゲーム内アイテムなどを受け取れるため、ゲームをよりアクティブに楽しめるという。「アイテムに投入する金額の多寡により生じていた不公平感が改善され、将来にわたってゲームそのものが健全化していくことが予測される」(同社)

 12月から提供し、初年度は30社の導入を見込む。スマイルメーカーも、8月中にHecatonCaveを導入したブラウザゲームをリリースする。当初は「Monero」や「Ether」「BitZeny」を採掘の対象として検討しており、ブラウザゲームではMoneroをマイニングする予定だ。

 19年にはスマートフォンを対象としたHecatonCaveも提供する。「合意形成アルゴリズムがPoW(Proof of Work)の仮想通貨をモバイル端末でマイニングすることは、(処理能力や通信の面で)プレイヤーに不利益が大きい。このためモバイル版に関しては別の手法を検討している」(同社)という。

※ PoW:Proof of Work。ブロック(取引データ)の偽造を防ぐため、複雑な計算問題(ナンス)を一番先に解いたコンピュータがブロックを承認する合意形成アルゴリズム。ビットコイン、モナコインなどが採用している

サービスのロードマップ

【追記:2018年7月17日19時31分更新 ※取材をもとに情報を追加しました】

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.