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Apple、新モデル「iPhone XS」「XS Max」発表

» 2018年09月13日 02時40分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 米Appleは9月12日(現地時間)、iOS搭載スマートフォンの新モデル「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を発表した。XS Maxは、シリーズ史上最大の6.5インチ有機ELディスプレイを搭載する。日本などで9月14日から予約を受け受け、21日に発売する。価格はXSが11万2800円、XS Maxが12万4800円(税別、以下同)から。

(関連記事:「iPhone XS/XS Max/XR」は何が変わった? iPhone X/8/8 Plusと比較しながら要点をまとめ

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 米クパチーノで開催した発表会で、ティム・クックCEOが披露した。

photo 新機種のiPhone XS、XS Max、XRの比較

有機ELディスプレイ、「A12 Bionic」チップ搭載

 XSは5.8インチ(2436×1125ピクセル、458ppi)、XS Maxは6.5インチ(2688×1242ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載する。前モデル「iPhone X」と同様、顔認証機能「Face ID」を備える。

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 プロセッサは、7nm製造プロセスによる「A12 Bionic」チップを採用した。6コアCPU(4+2コア)、4コアGPUに加え、機械学習の処理のために8コアのニューラルエンジンを搭載する。ニューラルエンジンは毎秒5兆の演算処理が可能。

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 XS、XS Maxともにストレージ容量ごとに3種類のモデルをラインアップ。XSは、64GBが11万2800円、256GBが12万9800円、512GBが15万2800円。XS Maxは、64GBが12万4800円、256GBが14万1800円、512GBが16万4800円。

 XSの外寸サイズは143.6(高さ)×70.9(幅)×7.7(厚さ)ミリ、重さは177グラム。XS Maxのサイズは157.5(高さ)×77.4(幅)×7.7(厚さ)ミリ、重さは208グラム。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドを用意する。

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 いずれの機種もデュアルSIMに対応。eSIMと物理SIMの組み合わせによるLTEの同時待受(DSDS)が可能。中国向けのモデルのみ、物理SIMを2枚使える。

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 バッテリー性能も強化。iPhone Xと比べると、XSのバッテリー持続時間は約30分、XS Maxは約1時間半伸びたという。

 背面のカメラは、広角と望遠の2種類のレンズが並んだ「デュアルレンズカメラ」を採用する(広角側のF値は1.8、望遠側は2.4)。両レンズで使える光学手ブレ補正機能に加え、クアッドLED True Toneフラッシュも備える。前面カメラは、TrueDepthカメラを搭載(F値2.2の広角レンズ)。

 防水・防じん性能は、IP68等級。最大水深2メートルで30分間まで耐えられるとしている。

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「iPhone XR」も発表

 同日、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載する「iPhone XR」も発表した。ブルー、ホワイト、ブラック、イエロー、コーラル、プロダクトレッドの6色を用意する。8万4800円から。

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