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「ホームボタンがないiPhone」初体験のあなたへ iOSのジェスチャー操作をおさらい ボタンなしは慣れるのか?(1/2 ページ)

» 2018年09月14日 07時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 米Appleが9月13日(日本時間)に発表した新型iPhoneのラインアップから、ついにiPhoneのシンボルだった“丸いホームボタン”が完全に姿を消した。既にホームボタンがない「iPhone X」を除く従来モデルからの乗り換えを検討するユーザーは、ホームボタンがないiPhoneの使い勝手が気になるはず。

 iPhone Xを使ってきたITmedia記者の感想なども参考にしながら、iPhone Xから採用されたジェスチャー操作をおさらいしたい。

photo 左から「iPhone Xs」「iPhone Xs Max」「iPhone XR

画面上で指をなぞって(スワイプ)操作する

 今回登場した「iPhone Xs」「iPhone Xs Max」「iPhone XR」は、画面の4辺ともに狭額縁、上部にはノッチ(切り欠き)があるなど、2017年に登場したiPhone Xのデザインを踏襲している。米AppleはiPhone Xを初披露した当時、「これこそiPhoneの次の10年の始まりです」と明言していたが、今回の発表は宣言通りのものとなった。

 新しい3機種はiPhone Xと同様に、従来のホームボタンを使った操作を、画面をなぞったりタップしたりするジェスチャー操作に置き換えている。例えば、ロック画面からホーム画面に移動したり、アプリを開いた状態でホームボタンを押すといった動作は、画面上で指を下から上にスワイプさせることで機能する。

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 これまでiPhoneの使い方を初心者に教えるとき、「困ったらホームボタンを押す」という操作を覚えてもらうとスムーズだったが、今後は「困ったら下から上に指を滑らせる」ことを覚えてもらうといいだろう。

 ホームボタンを2度押しして呼び出す、アプリ切り替え機能のマルチタスクは、下から上にスワイプした指をそのまま画面上で保持すると呼び出せる。

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 いずれも、画面下部に常時表示される白い横長のバーを操作するイメージだ。

 ホームボタンを長押しして起動する音声アシスタント「Siri」は、本体横にあるサイドボタンを長押しすることで呼び出せる。ちなみに、電源を切る場合は「サイドボタン+ボリュームダウンボタン」を同時押しする。

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 従来モデルで、画面上で指を下から上にスワイプして呼び出していた「コントロールセンター」は、画面上部にあるノッチ(切り欠き)の右側を下にスワイプして呼び出す。逆にノッチの左側か中央付近を下にスワイプすると、通知センターを呼び出せる。

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 ウィジェットに追加した情報を見るには、ホーム画面またはロック画面で指を右にスワイプする。iPhoneやWebから情報を検索する画面を呼び出すには、ホーム画面の中央から下にスワイプする。

photo 「ウィジェットを探す」(左)、「検索する」(右)
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