ジョン・ウー監督が1997年に制作した「フェイス/オフ」という映画だ。ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが顔を入れ替えたという設定で芝居をする。
ちなみに両者とも相手のふるまいをVTRで見て頭にたたき込んだ、なんてエピソードもある。古い映画だがこちらも定額配信サービスで配信されているので、一度見てみてはいかがだろうか。
次は「虹彩認証」だ。人間の瞳の奥にある「虹彩」と呼ばれる部分は、一人一人違う特徴を持っていることを利用した認証だ。さすがに目をくり抜くのはないだろう……と思ったら、そんな架空世界も存在した。ロン・ハワード監督で2009年に公開された映画「天使と悪魔」だ。
冒頭、素粒子加速器で得られた反物質が何者かに奪われるシーンがあるが、ここでは目をくり抜かれて虹彩認証を突破されていたのだ。実際のところ、くりぬいた人間の目を使って認証を突破できるかどうかは疑問の残るところだが……。
余談だが、定額配信サービスではこの種の映画がだいたいそろっており、ちょっと確認したいと思ったシーンをすぐに再生できる。架空世界好きにはたまらないサービスだろう。今後もちょくちょく紹介して行きたいと思うので、見たことがない諸君は一度チェックしてみてくれたまえ。
ここまでに紹介したものは、生まれつきで持っている生体情報で認証する例だ。
それらとは異なり、前回紹介した「遠山の金さん」の「桜吹雪の刺青」のように、生体認証を後付けするという事例があるので紹介しよう。ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズだ。
1987年に発売されたMSX2パソコン用ゲーム「メタルギア」を発端とし、1998年にはプレイステーション用ゲーム「メタルギアソリッド」として3D潜入ゲームの大傑作として広くプレイされるようになった。その後もシリーズは5作品続いている。
「メタルギアソリッド」シリーズは、おおむね「ソリッドスネーク」とその父親である「ネイキッドスネーク」が主人公として活躍するが、今回取り上げるのはソリッドスネークが任務中に注入された「ナノマシン」だ。
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