ITmedia NEWS > STUDIO >

Androidアプリ、使いながらアップデートが可能に 「Google Play In-app Updates API」で

» 2018年11月08日 12時09分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは11月7日(現地時間)、米カリフォルニア州マウンテンビューで開催の開発者会議「Android Dev Summit」で、アプリのアップデートにオプションを追加するAPI「Google Play In-app Updates API」を発表した。間もなくすべての開発者に提供する計画だ。

 開発者はこのAPIで、アプリのアップデートについてユーザーに2つの方法で通知できるようになる。1つは、アップデートが可能になったことを全画面で通知する方法。脆弱性の修正など、緊急なアップデートの場合に用いる。

 updates 1 全画面でアップデートを通知する

 もう1つは、アプリを利用中にバックグラウンドでのアップデートを可能にする方法。ユーザーはアップデートでアプリ利用を中断せずに済む。アップデートの準備ができると、再起動を促すメッセージが表示されるか、アプリを終了してからアップデートが完了する(開発者の設定による)。

 updates 2 アプリを使いながらのアップデート

 Google Playのプロダクトマネジャー、ドム・エリオット氏は、このAPIは、アプリを自動アップデートに設定していないユーザーや、常にアップデートしやすい高速Wi-Fiのある環境にいるわけではないユーザーにアップデートを促せると語った。

 Android Dev Summitの基調講演ではこの他、折りたたみディスプレイへのサポートKotlinの新機能などが発表された。詳細は公式ブログを参照されたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.