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日本で“無人セブン-イレブン”、顔認証で入店 12月から実験

» 2018年11月30日 13時36分 公開
[ITmedia]

 セブン-イレブン・ジャパンが、「無人コンビニ」の展開に向けて動き出した。NECが技術協力し、顔認証で来店者を把握してキャッシュレス決済できる仕組みを提供。まずはNEC社員向けの実験店舗を12月17日に都内でオープンする。

photo 無人コンビニで決済する様子(NECのイベントのデモンストレーション)

 実験店舗は、NECグループが入居する三田国際ビル(東京都港区)にオープン。事前に登録した顔のデータと、入り口で捉えた顔を照合する仕組み。顔認証システムを社員証とひも付け、社員証をかざしての入店も可能にする。会計は、客自身がバーコードを読み取るセルフレジで行い、給与天引きで精算する。

 NECは、台湾セブン-イレブンにも無人コンビニの仕組みを提供。今年1月に、台湾セブン-イレブンが「X-STORE」としてオープンし、現在2店舗を運営している。日本のセブン-イレブンへの導入は、今回が初めて。

 台湾では、画像認識技術を使って商品を一括で読み取るPOSシステムや電子マネー決済を採用しているが、今回の実験店舗では導入しない。

【編集履歴:2018年11月30日午後5時20分 NECへの取材に基づき、会計時の仕組みについての記載を改めました】

photophoto 台湾の無人コンビニ「X-STORE」

photophoto 商品は画像認識で一括で読み取る

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