冬、といえば夜景の季節。きらびやかなイルミネーションがそこら中で主張してるのみならず、日没が早いので遅くまで待たなくても夜景が撮れる、空気がひんやり澄んでいるのできれいに撮れるなどなど、寒いこと以外は夜景向きなのだ。
そんな季節、各社から夜景がキレイに撮れるスマホが次々と出てきて、一種のトレンドみたいになってるわけで、本職のデジカメもスマホに負けていられない、本職カメラならではの撮影をしてみようというわけである。
スマホには無理な(まあ近いうちにデジタル処理でやっちゃいそうな気がするけど)技その1。
夜景は暗いのでオートで撮ると、あるいはISO感度をあまり上げないように、あるいは手ブレをしたくないのでシャッタースピードが落ちないように撮ると、自然と絞り開放になる。
こんな感じ。
まあ普通の写真。でもちょっと絞りを変えるだけでぐっと雰囲気が変わる。
このあと少しずつ絞りを絞り込んでいくので違いを見てみて下さい。
絞り込むほど、強い点光源から「光芒」が出てるのが分かるはず。F16にいたっては細い光が街灯から伸びてる。
夜景を撮るときは「絞り値が大事」なのだ。
どのくらいの絞り値が最適な結果になるか、光芒がどのくらいきれいに出るかはセンサーサイズやレンズの絞りの形など様々な要因で変わるので、あれこれ試してみるべし。
光芒の有無は別にしても、遠景の夜景を撮るときは絞り込み気味がいい。困ったらまあF8くらいにしとけばいいかと。
絞り込むとその分シャッタースピードが遅くなる、あるいはISO感度が上がるのだけど(上のF16の写真はISO10000を超えてる)、最近のカメラは高感度時の画質も上がってるので、無理して手ブレするよりは感度を上げちゃう方がよいかと思う。
そしてクオリティを重視するときは三脚をちゃんと使うべし。
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