ゴールデンウィークに突入したが、筆者はブリブリ仕事中だ。今日も頑張っている仲間たちよ、ともに生き抜こう!
さて先週のアクセス上位は、ゲームの話題から大企業のシステムトラブルまで、さまざまな記事が入った。X(旧Twitter)の仕様変更によるドタバタが注目を浴びるのも恒例だ。
Xといえば先日、お空に旅立った大好きな音楽家が、天国から投稿していた。2023年11月12日、61歳で星に帰ったKANさんだ。
KANさんは、Xに公式アカウントを作った当初から本人が投稿していた。旅立つ5日前、23年11月7日の投稿が最後になった……と思っていた。
だが24年の正月に「新年おけましてあめでとうございます」というあいさつとファンを励ます内容がポストされ、みんなで心底驚いた。
投稿に添えられていた写真は謎のコスプレ姿だ。王冠をかぶり、バスローブ、白い下着にズボン、クイックルワイパーを持っている。これが何を意味するのかファンの間で議論になり「星のおそうじ様」という説が有力だ。未公表のダジャレフォトである。
それ以来ファンは「KANさんは時々、お空から帰って来てポストしてくれるのでは?」と期待していた。そしてデビュー37周年となる4月25日に「37周年おめでとう。ありがとうございます」というポストが、KANさんが子どものころに描いた絵とみられる未公開写真とともに公開された。
37「周年」なのは37が素数だから。周年といえば、10年や15年、30年などキリの良い数字で祝うものだが、KANさんの場合は「素数が好き」「5の倍数など一般的な数字で祝うのは個性がなくアーティスティックでない」などという理由から、素数で周年を祝い続けてきた。
旅立った人のXは、生前のポストが最後の投稿になるか、遺族が管理し、葬儀の報告などを投稿するのが一般的だ。だがKANさんの場合は“本人”による投稿が続いている(と筆者を含めファンはみんな思っている)。
人はSNSで、永遠に生き続けることができるのかもしれない。
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