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» 2018年12月17日 15時54分 公開

スプレー缶の「ガス抜き」で爆発? 捨てるとき注意すべきこと

札幌市豊平区で12月16日夜、爆発が発生。「廃棄処分する除菌消臭用のスプレーを室内で大量にまいた」ことが原因とみられる。

[ITmedia]

 札幌市豊平区で12月16日夜、爆発が起き、飲食店や不動産会社の店舗が全焼しました。NHKの報道によれば、不動産会社の従業員が「爆発の前、廃棄処分する除菌消臭用のスプレーを室内で大量にまいた」と話しているといいます。室内に充満したスプレーの成分に何らかの原因で引火した可能性があるとみられます。

 17日、Twitter上では「スプレー缶」「除菌消臭スプレーの成分」などがトレンド入りし、処分方法について関心が集まっています。使用済みのスプレー缶はどのように処分すべきなのでしょうか。

処分時に注意すべきことは?

 国民生活センターによれば、スプレー缶には噴射剤として可燃性のLPG(液化石油ガス)とDME(ジメチルエーテル)が含まれている場合があります。

photo 国民生活センターによる、引火性の確認テスト。火に向けて噴射すると引火して炎が上がった=国民生活センターの資料より

 そのため資生堂は、使い終わったスプレー缶は「必ず火気のない戸外でシューという噴射音が完全に消えるまでボタンを押し、残った中身やガスを抜いてから、市町村などで定められた方法により廃棄してください」と呼び掛けています

 「台所のシンクの中や浴室などの屋内では窓を開けていても、ガスが下にたまりやすく引火の危険がありますので、屋内での残ったガスの排出は絶対に行わないでください」(資生堂)

 穴を開けるか、開けずに捨てられるかは、自治体によって異なります。ただ、国民生活センターは「スプレー缶に穴を開ける・開けないにかかわらず、中身の可燃性の残存ガスを完全に出し切っていれば、引火や爆発などの危険はありません」と説明しています。

photo 中身が残ったまま穴を開けると、中身が吹き出す=国民生活センターの資料より

 「中身が残っているスプレー缶に穴を開けて廃棄すると、周囲の火種によって引火・爆発する危険があります。一方、穴を開けないで中身が残ったまま廃棄すると、ごみ収集車やごみ処理施設が火災になる危険が生じます」(同センター)

photo 東京消防庁の注意喚起より
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