米宇宙開発企業SpaceXのイーロン・マスクCEOは12月24日(現地時間)、テキサスの砂漠で建造中の宇宙船「Starship」の画像をツイートした。近くにあるトラックで、その巨大さが分かる。
Starshipは、昨年10月に「BFR」というコードネームで紹介された、火星移住計画のための新型ロケット。マスク氏はStarshipによる都市間移動サービスも構想しており、例えば東京・ロサンゼルス間を32分で移動できるとしている。
24日に披露された写真の手前にそびえるのはロケットのペイロードの先端、ノーズコーンの部分。マスク氏は以前のツイートで、これはテスト用のプロトタイプで、全長は9メートルになるとしている。ZOZOTOWNの前澤友作氏が権利を買い占めた月周回旅行用のStarshipは全長118メートル、ペイロード部分は55メートルになる。
エンジンも、“製品版”は7基になるが、プロトタイプは3基だ。
マスク氏はツイートで、Starshipがステンレス製であることも明らかにした。ステンレスを採用したのは、カーボンファイバーより高温に強いからという。ロケットが大気圏に突入する際は非常な高温になる。熱反射を最大にするために表面は鏡面仕上げにする計画。
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