中国Ninebot傘下のSegwayは1月3日(現地時間)、同社初の配達ロボット「Loomo Delivery」を発表した。
2015年にNinebotに買収されたSegwayはこれまで、ホバーボードやスクーターなど、人が乗って移動するツールを提供してきた。2016年のCESではロボットに変身するホバーボード「Segway Robot」を発表し、2017年のCESでは乗ることもできるロボット「Loomo」を発表している。
Loomo Deliveryは人を乗せず、荷物を入れるコンテナと液晶パネルやカメラ、センサーを搭載する自走ロボットだ。オフィスビルやショッピングモールなどでの利用を想定して設計されている。
周囲の地図作成と自己位置推定を同時に行うSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術をベースに独自開発した「3D VSLAM」アルゴリズムにより、単眼カメラだけでセンチレベルの位置推定が可能。SLAMよりハードウェアのコストを削減した。
重さ50キロ、容量70リットルまでの荷物を運べ、8度の傾斜まで移動可能で、エレベータの乗降もできる。1度の充電で8時間稼働する。
Segwayは8日から米ネバダ州ラスベガスで開催される「CES 2019」でLoomo Deliveryの他、幾つかの新製品を披露する予定だ。
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